任意整理の欠点

 ここまで、ズラーっと任意整理についてご紹介してきましたが、任意整理は必ずしも言いことばかりではありません。借金を見直して、可能性があれば減らすことができる任意整理は良いイメージが先行しがちですが、物事というのは良いところばかりではなく対称として「欠点」も当然のことながらあります。任意整理の欠点とは、何だと思いますか?ちょっと思いつかないかもしれませんので、任意整理の欠点についてこのページではご紹介していきたいと思います。

任意整理にもある欠点の数々

1.ブラックリストに追加される

 任意整理は裁判所に申請手続きを行わないとはいえ、信用情報機関などには要注意人物として「ブラックリスト」に登録されてしまいます。確かに家族や身内に話すこともなく、司法書士や弁護士に相談することができるので「世間体」といった面で、任意整理は有効な手段です。借金苦で悩んでいる方にとっては、誰にも知られずに借金も減らせる可能性があるのでとてもメリットがあるでしょう。

 しかし、その分金融期間側からはチェックされてしまうことになります。ブラックリストと言うとちょっと指名手配犯のような感じですが、金融機関側からしたら融資をする対象として除外されてしまうのです。実際、このブラックリストに登録されると5年から7年の間は融資を受けることができません。もし、任意整理を行った後にお金が要りようになってもお金を借りることができないため注意しましょう。

2.依頼する専門家によって返済額が変わる

 これは欠点と言うよりは、司法書士や弁護士の上手な「選び方」といったことになるでしょうか。2人の専門家がいたとして任意整理を依頼した場合、必ずしも減額される借金の額は同じではありません。同内容の借金の内容であっても、依頼する専門家によってはバラつきが発生してしまうのです。これは裏を返せば、任意整理を行っても必ずしも債務者側に有利には運ばないといったことになります。もしかしたら債権者側との和解がこじれたり、交わした内容がほとんど現状と変わらないような可能性も中にはあります。

 また一部の司法書士や弁護士の中には、お金をもらっても全く行動を起こさず話が進展しないといったこともあります。任意整理を行う際は事前に評判などを確認して、信頼のおける専門家に依頼するようにしましょう。

3.再度借金を背負う可能性がある

 任意整理を行うことは、ただ借金を減らすことがだけがその意味ではありません。自己破産も同様ですが、「社会復帰」のチャンスを法的に与えているというところです。現在は借金を背負っているが、これが少しでも軽くなることでこれからの生活をより良くするための法的手段なのです。しかし、任意整理はほとんど人任せ。当事者が行うことは専門家の事務所に赴きちょっとしたやり取りを行うこと。それ故、「借金しても大丈夫」と軽く見てしまう傾向が強くなってしまいます。任意整理を行った。自己破産手続きをした。そういった方は、今後のお金の使い方を、じっくりと考える必要があるのかもしれません。

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